上へもどる

社会保険労務士飯田事務所ロゴ

キャリア形成促進助成金 ~認定通知が届くまで~

2016/12/26

win_20161223_20_54_15_pro

認定通知書は最終の支給申請時に使用しますから保管をしておいてくださいね

 

主な内容

  • お客様: 卸売業(この助成金は幅広い業種が対象です)
  • 計画書提出までに至る標準j作業期間: 1か月~1.5か月
  • 結果:  認定通知書をいただき事業着工中

計画書提出に至るまでに

  1.  助成金全般の注意点などをご説明
    助成金計画のスタートを切る前に、求められる要件や注意点、労務管理整備などのご説明をします
    助成金で取り組む内容が、皆様の事業規模や方向性に無理のないものかも一緒に考えます
  2. 計画書提出のための社内情報収集・資料収集
    労働保険番号、雇用人数などの基本的なことや、この時点での労務管理体制をチェック☑します
  3.  スケジューリング
    改訂や新規導入する就業規則の導入タイミングや、各種の助成対象となる取組のスケジュール立案を行います
  4. 計画書提出
    全体の整合性や無理のない内容であるかを確認し、計画書を管轄労働局へ提出します
  5. 認定通知書の到着(上に貼り付けた画像参照)
    このようにしっかりと詰めながら進めますと、計画書提出から1か月以内で認定通知書が届きます
    また、最終的な支給申請時にスムーズに申請が進みます
    助成金の種類によっては提出した計画書をもとに各種補正や照会が入ることがあり、これらの場合はそ
    の対応が済みませんと、認定通知書が届きません

活動ノート

◇キャリア形成促進助成金を活用する為のポイント

Ⅰ 制度助成を進める場合は、自社にとって無理なく、かつ制度として長期にわたり定着するようなものを選びましょう

Ⅱ 訓練コースを進める場合は、OFF-JT主体で設計しましょう。
OJTを盛り込むと、確かに経済的効果は高いのですが、OJTを管理できる体制を敷くのは、中小規模の事業主様では、かなり難易度が高いと思われますし、「ちゃんと訓練していたのか」に対する審査も厳しくなります。飯田事務所では、OFF-JTで訓練設計をしていただき、時間も費用も定められたとおりに従って進める方法をお勧めしております。

 

◇飯田コメント

助成金は細かな要件の組み合わせです。どの助成金にも共通している前提に、「勤務時間数と給与額が適切かどうか」です。例えば、残業と思われる時間があるにもかかわらず残業代が支払われていない等の場合、まずはその状況を改善していくことからになります。一見手間のようにも思われてしまいますが、適切な労務管理ができておりませんと助成金は受給できませんし、かつ、事業が強固なものになっていきません。これらを踏まえた上で、各助成金の諸条件に沿ってしっかり設計して進めましょう。

人材育成を進め、かつ経済的助成がいただき好循環を生み出せるようにしたいものですね。
助成金の金額そのもののみにとらわれず、本来求められる貴社の事業が向かうべき先を見つめて進めましょう。