2018/02/01
皆様こんにちは。
社会保険労務士飯田事務所の前嶋でございます。
気づけば2月1日。2月……2月といえば……。
飯田事務所も先月まで採用活動を行っておりました。
私自身、初めての採用活動ということもありまして、とても気合を入れて臨んだこともあり、とても素晴らしい方に出会え、一緒に働くことになりました。
大変うれしいです。
そこで、様々な書籍を読んで採用活動に備えた結果、中小企業ならではの不文律というものを見つけましたので、皆様と共有したいと思い今回筆を執りました。
今回から全3回、このブログは短期連載になります。
一回目の今回は「大企業の採用活動と中小企業の採用活動はどう違う?」をテーマにお送りします。
いきなり物騒なタイトルですが、この単語ほど中小企業の採用活動において求める人材がパキッとわかる単語はなかったので使ってみました。
安定期に入ってしまった大企業には一般的に優秀な人材(具体的に言うと学歴・経歴が一般水準を超えている)を採用します。これは今後変化、発展はしてもそれは会社の根幹を揺るがすほどのものではなく、かつ不祥事を起こさなければそのまま大企業として泰然自若と事業を存続できるからです。
しかし!!中小企業はそうはいきません。
何がきっかけで上手く回っていたものが回らなくなるかわからず、かつ大企業ほどの余分な貯えはない中で、その場の自分の判断と知識と観察眼をもって事業主は他のライバル企業と対峙せねばならぬのです。その中に安定などというものはありません。
変化、変化、常に変化。その様相はまさに戦国時代なのです。
だから事業主の皆様には自社の採用活動を見直してほしいのです。
その採用方法で、果たして自分とともにこの戦国時代を戦ってくれる真の仲間は見つかりますか?
漫然と大手企業と同じような採用活動をしていて、満足できる人材と出会えましたか?
ドキッとされた方は、次の方針の見直しをしてみるのはいかがでしょうか?
上記でお話しした通り、大企業の真似をしても中小企業の事業主の心に刺さる人材はなかなか見つかりません。
なぜなら、「事業主の心に刺さる人を見つける」ことを目的に採用活動をしていないからです。
では事業主の心に刺さる人を選ぶにはどうしたらいいのか。
簡単です。
事業主自らが採用面接に立ち会うのです。
忙しいのも大変なのも100も承知です。
けれど虎穴に入らずんば虎子を得ずというように、本当に求めるものはいつだって、多少の手間や労力を惜しんでは得られなかったのではありませんか?
人材も同じです。
自分の事業理念に共感し、自分の目指す方向にともに進んでくれる人材を選ぶには、まず、それを伝える努力なくしては得られるわけがないのです。
顔を合わせて自分の、自社の目指す方向を伝え、そのためにここを伸ばしたいからこういう人材が必要だ、と具体的に、明確に、面接者に伝えるのです。熱く語るのもいいでしょう。シビアな話をするのもいいでしょう。
最終目的は腹を割ってこちらが向き合った時に、どうやって面接者が打ち返してくるか見る、そこなのです。
その際面接者の受け答えがスムーズか否かよりも、自頭がいいか悪いかを判断するよりも、大事なことは、
あなたがその面接者を育てたいと思うか否か、そこだけです。
ではそんな「育てたい」と思う人材はどうやったら見つかるのか、次回はその具体的な方法についてお話します。