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勉強の夏 人材不足に攻めの人事

2017/07/19

 

 

ご無沙汰の更新です。

 

大型案件と算定基礎・労働保険年度更新の時期が重なってしまいまして、6月に入ってからつい最近まで、業務につきっきりとなっていました。いやはや「忙しい」は言い訳にすぎぬ。。体制を作っていかねばならぬ。

 

この間、訪問のご用命をいただいたのに訪問ができなかったりと、皆様にはご迷惑をお掛けしました。ごめんなさい。
(「会いたい」「話を聞きたい」と仰っていただける方が多数いらっしゃることに改めて気づき、嬉しい限りです。)

 

さて、目の前の業務に集中しすぎてしまいますと処理や作業に偏ってしまいがちでして、それらをこなしている間に、全体像を見失ったり、知識や能力が陳腐化されてしまったり、時流から遅れをとってしまうことがあります。毎年夏季は、飯田事務所では、“勉強のシーズン”と位置付けて、私も職員も皆勉強の季節としています。

(勉強しないとね。受験勉強も夏を乗り切れるかどうかがポイントでしたね。)

 

かく言う私も、本日、 「中小企業・小規模事業者 人手不足対応セミナー」(さいたま新都心 合同庁舎)に参加して来ました。中小企業庁主催のセミナーです。認定支援機関となってから、厚労省だけではなく経産省管轄の情報も入ってくるので、幅広く国の情報が取りやすくなったような気がします。
今日はこのセミナーでお話をされていた、株式会社日本レーザー(http://www.japanlaser.co.jp/)の近藤社長のお話が印象的でした。

 

債務超過で経営破綻寸前まで陥り、主力社員も商権も失ったところからの再起復活を果たしとのことで、

その際にとった策が「攻めの人事」。

 

「攻めの人事」とは、
・苦境時の積極採用
・会社状況に則して社内規定の改定や制度導入
・評価制度の刷新
・ダイバーシティ採用(女性・高齢者・外国人)

 

この苦境から一転、以後は23年連続黒字なんですって。
しかも10年以上離職率ゼロ、つまり誰も辞めていない。

主に印象に残ったのがこの3つ

 

 

 

 

 

 

 

 

代表の近藤社長のお話によりますと、
「中小企業の強みは、変化が容易にできることじゃないですか。会社の状況や社員の状況、働き方も常に変わっていくものだから、それに則し、就業規則も常にわが社に合うように変えていく。これが大企業にはできない中小企業の強みだろう。」と。

 

さいたま新都心合同庁舎前

うーむ、ふむふむ。

事業再生や経営再建も、会計帳簿だけの解決策だけではなく、「(攻めの)人事」が功を奏すものだと思えますよね。
就業規則に関しては、私ですら考え改めさせられるような内容でした。確固としたものを作成し永年変えることが無いように作りたいと思う反面、都度見直しをし、手入れをしていくことも必要なんだなと思い改まりました。

 

今年は日経×一橋大学のファイナンスの講座も受講しています。皆様の事業が成長や拡大を果たしていくように、提供できる力に磨きをかける夏としたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書いた人
飯田 保夫

社会保険労務士飯田事務所 所長。1981 年埼玉県生まれ。信州大学経済学部卒業、埼玉大学大学院経営管理者養成コース修了。法人の社会保険・ 労務管理支援のほかに、補助金や助成金を活用した経営改善の専門家として、首都圏を範囲に活動。役職:一般社団法人 日本介護福祉支援機構 監事など