上へもどる

社会保険労務士飯田事務所ロゴ

給与振込のデータ化

2023/11/24

給与振込の電子化

『TICKET TO RIDE』(the Beatles)をヘビロテしています。
中年になってから改めて聴くと、リンゴ・スターのドラムが「こんなに心地良かったのか」なんて気づいたりして。
高速道路を走りながら流していると 道路が後ろへ後ろへと流れて行きます。(時速80Kmで運転していますよ)

冒頭のクダリが音楽ネタになっているのが今年後半の鉄板になってしまいましたね。
気づけば、前回のブログ執筆から1か月が経ってしまい、うぅぅ、いつも通りのペースに戻ってしまった Let it be … なすがまま。


さて
今回は “ 給与計算業務の電子化” について触れたいと思います。
(いや、正確には「給与計算業務を起点とする業務電子化の入り口」かな)

今回はいつになく真面目なブログ記事です。
真面目な記事を書くと反響がグッと減る飯田事務所のブログ。。。
飯田事務所では給与計算業務を通じた電子化に積極的に取り組んでいます。

給与計算は
 ・毎月生じる業務
 ・ルーティン化しやすい業務
 ・計算の為の変化要因も多数生じる業務
  (だから手作業が残ってしまうのです)

    という性質を持っています。


    作業全体像が固定的であり・同じような作業が・月次の等間隔で生じる
    という一見して、変化に乏しい簡単な業務のように映ることもありますが、蓋を開けてみますと、計算のルールが細分化されていたり・ルールを逸脱しなければならない突発的事象が生じたり、ルール全体が大きく変動しそれに付随して処理工程が大きく変わることも等もあり、こうした変化への断絶ポイントにおいて、人の手を介することとなったり、Excel資料を派生させて生んでしまうなどが起こりやすいものです。
    業務担当されている方は、「うんうん分かる!」とうなずけるのではないでしょうかね

    給与計算業務を行う上では、
    “変則的な事象をどうやって固定的数式で現わしていくか”
    (難しく書いちゃいましたが、「給与計算するための出来事を どうやって計算式に当てはめて行けば良いの?」が目指すべき方向です ん、これでも分かりづらいですよね?)

    これが給与計算業務のコア(核)なのです。

     
    変に難しいことを言って進めていき頭がこんがらがってしまう前に事例でお示ししましょう。
    先日、数社に給与計算業務の電子化に向けてサポートを開始したところ、大変喜んでいただきましたので、その事例を編纂して記していきます。


    ネットバンキングでCSVデータを取り込むだけで 瞬時にして振込設定が終わってしまうのです。今まで、振込票をにらめっこしながら、手入力もしくはコピペして、金額入力スペースに数値を入れていた作業や従業員の入退社が生じる度に行っていた振込先登録作業が消滅します。

    規模の大きな会社様であれば このような処理は当たり前なのかもしれませんが、まだまだこのような取込み機能を利用されていない中小企業も多数あると実感しております。


    振込データのCSV制作に用いる技術を転用すれば、例えば、毎月の総合振込のCSVデータの制作等もできてしまいます。総合振込も、給与振込と同じような作業を行いますよね。“技術の種”を他にも転用して業務改革を行ってしまうのです。

    給与振込の電子化に向けては  
    「いやいやそんなことしなくても現在の手作業で間に合っているよ」
    「小さな変化だったら やる意味がないよね?」
    「本当に効果あるの?」

    取り掛かる前はこのような声もありますが

    「やってみると実感する」
    改善の一歩は 取り掛かる前はとても小さく映るものでして、
    いざ取り掛かってみると、大きな変化点として感じるというケースが多数です。
    一つ前進できたのであれば更なる改良の余地も見つけられるはず。
    「やってみなければ分からない」とも言えるかも。

    ということで
    今回のブログは真面目な内容に戻り“給与計算業務の電子化”でした。
    飯田事務所では 給与計算業務の電子化をお手伝いしております。

    書いた人
    飯田 保夫

    社会保険労務士飯田事務所 所長。1981 年埼玉県生まれ。信州大学経済学部卒業、埼玉大学大学院経営管理者養成コース修了。法人の社会保険・ 労務管理支援のほかに、補助金や助成金を活用した経営改善の専門家として、首都圏を範囲に活動。役職:一般社団法人 日本介護福祉支援機構 監事など