人材育成が明日の売上を創る

2016年版の『小規模企業白書』に興味深いものがあります。

次の２つの資料なのですが、業種別での人材育成への取り組みを比較した資料（図１）と、人材育成が売上に与える影響を示した資料（図２）です。それぞれの資料を重ねて眺めてみますと、「飲食業界では 人材育成に消極的で、その結果、売上の伸びが悪いのではないか」という事が推測できます。

人材育成の助成金を上手に活用しましょう

小さな規模の飲食業では７割もの割合で人材育成はされておりません。無論、日常の業務レベルでは、OJT等を通して教育を行っているのでしょうが、体系だった教育の機会に関しては、業界全体としたらまだまだ低い水準とも言えます。

こうした背景には「時間がない」や「費用が用意できない」を理由としている回答が多いみたいなのですが、売上に影響することからも、先々を考えますと、やはり人材育成は諸々のコストをかけてでもやるべきものであるという事もこれらの資料が端的に示しております。

人材育成に対する助成金は近年拡充傾向にありますので、積極的に有効活用していただきたいものです。