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技能実習生監理団体向けの助成金申請 2020年に向けて

2019/11/26

時間外労働等改善助成金(団体推進コース)の画像

皆さんこんにちは。
最近は髪型を変えイメージチェンジを図っており、お客様から「若返ったね」と言われ始めている所長の飯田保夫です 。
もう今年の終わりも見え始めていますが、やり残しが無いように意識啓発していきたいと思います。

お客様とのものや所内間の連絡経路を変え、情報の発着経路を集約した結果、“自分の時間”が生まれ、気が散漫にならずに業務時間を捻出できるようになってきたのですが、これはとても贅沢なことだと感じています。マルチタスク的な業務スタイルが続いている中、ふと気づいたのですが、一つの作業に深部まで集中することに苦手意識が芽生えてしまっていました。
苦手を生まぬよう工夫して効率的な業務処理方法を生み、それをお客様にも提案していこうと考えています。(飯田事務所ではchatワークは行わないこととしており、論理や思考力の低下を防ぐように工夫しています)。

さて、ブログタイトルにある 技能実習生監理団体×向けの×助成金 ですが、これは、昨年からスタートした 時間外労働等改善助成金(団体推進コース)です。
実は、この助成金そのものは、技能実習生監理団体向け に用意されたものではないのですが、昨年、当事務所にて(恐らく監理団体様の申請案件としては全国初!)申請実績が生まれ、技能実習生監理団体でも上手に利用していただくことが可能です。

時間外労働等改善助成金(団体推進コース)
厚生労働省 ホームページより抜粋

今年の申請件数は昨年の3倍程度伸びているみたいです。
「だいぶ認知度が拡がってきたなぁ」と感じております。

当事務所からは、お世話になっている近隣商工会様にもご提案差し上げたのですが、既に来年度に申請を検討される商工会様も出始めてきております。
認知度も拡がり、来年度は、相当申請件数が増えるだろうなと予想しておりまして、質の高い計画を早めに提出しておく必要があるなと考えています。と申しますのも、予算が到達してしまいますと申請が締め切られてしまうことがあるのもこの助成金の特徴です。
(予算消化による締切、つまり“出した順”方式は、経産省サイドの補助金には見受けられないような特徴ですね)

厚生労働省 令和2年予算概算要求より 全体で176億円の予算がついています

このブログをお読みいただいている皆様とされますと、この助成金を利用された技能実習生の監理団体がどのような取組をして助成金をいただいたのかが気になるところ。当事務所でサポートさせていただいた事例を少しだけ紹介してみたいと思います。

まず、この助成金における要諦(要件、大事なポイント)監理団体傘下企業様の時間外労働削減やそこで働く皆さんの労働条件や待遇の改善向上に寄与するかどうかです。言い換えますと、“実習先企業様の時間外労働の削減などを実現しなさい”というものです。

この大目標を達成しつつ、技能実習生制度における悩みや課題に向き合って進みますと、なんと、助成額が最大で1,000万円、かつ助成率100%で助成がいただけるのです。(助成率100%という助成金は他にはありません。とても魅力的な部分なのですが、来年度は申請件数が増える見込みと合わせて、この魅力的要件を変えられてしまうかもしれません)

さて、次回以降のブログにて、どのような取組事例があるのかお示ししたいと思います。

書いた人
飯田 保夫

社会保険労務士飯田事務所 所長。1981 年埼玉県生まれ。信州大学経済学部卒業、埼玉大学大学院経営管理者養成コース修了。法人の社会保険・ 労務管理支援のほかに、補助金や助成金を活用した経営改善の専門家として、首都圏を範囲に活動。役職:一般社団法人 日本介護福祉支援機構 監事など