2019/11/12
皆さんこんにちは。
申請書の申請が落ち着き始めたと思いきや、もう年末が近づいていることに気が付き慌てふためいている所長の飯田保夫です 。
飯田事務所は基本的に広範囲な業務受託をさせていただいております。
皆さん「え!社労士の先生でそこまで対応できるのですか」と驚かれると思うのですが、企業M&Aも受託させていただいております。
そんな折、ご相談者様の企業価値を測定するために、近隣企業の有利子負債倍率を調べていましたら、地元民にはショッキングなニュースに辿り着きました。
近所でも有名な飲食事業会社が今夏に倒産し、民事再生を適用し再生中とのことなのです。
複数の記事を読み比べてみましたが、あくまで記事は外部が勝手に書いているもの。
企業が悪いのか、金融機関が悪いのか、店舗を利用する消費者が悪いのか、借入が大きすぎたのか、人件費が高すぎたのか、こうなってしまった原因は複合的であり、くんずほぐれつ絡み合っているのだと思います。
架空売り上げを計上するにも、やむを得ない事情が働いてしまったのだと思います。
しかし、適切な人材(それは社内か社外かを問わず)がいて、経営者がその助言に耳を傾けていたのであれば、進路は変わっていたかもしれないなと思えます。
飲食事業の経営は難しいと感じます。
味が良いだけでも繁盛するとは限りませんが、一方で、立地が良いだけで繁盛していると思えてしまう店もあるように思えます。(味は格別に美味しいというものではなくても)そうと思えば、立地の不利を味や店の雰囲気で凌駕してしまう店もあります。
考えれば考えるほど、飲食事業の成功って、各要素をマトリクスにつなぎ合わせる演出や手腕が必要なのだと感じます。
ニュースから気になり、翌日にはお店に足を運んでみました。
比較的新しい店舗は、店員さんの上品な接客もあり、ファミリー受けもしそうな落ち着いた雰囲気のお店でした。
民事再生にて完全に復活できる会社もあれば、残念ながら消滅してしまう会社も多くあります。
飲食は、単に生活や栄養素を補給する行為ではなく、エンターテインメントでありその対価を支払うという消費者マインドが縮こまっているように思えます。
贅沢をしよう、とは言いませんが、たまには地元のお店を利用するように意識を向けるようにしてもよいのかもしれません。街は我々の行動で形成されていくものです。