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テレワークだから働けてしまう? 産前産後

2022/08/19

皆さんこんにちは。

ここのところテキストを読む際に顔を動かさずに眼球を動かすように意識している所長の飯田です。

と言いますのも NETFLIX で ビル・ゲイツのドキュメンタリーのCMを目にした際に、「彼は数日にわたり読書に集中し、それらの読んだ9割は覚えている。それも難解な読書だらけなのに」というくだりが映っている前後で、ビル・ゲイツがPCのモニターを眺めている際の眼球が恐ろしい速さで左右上下に動いてテキストを追いかけているのです。

「あ、これか」と。

眼球を動かすことは前頭葉へ電気シグナルを伝達することにもなるので、読書の情報吸収が高まるのか(と、あくまで私の推論ですが)。


さて
「産前産後の休暇を取らなかったのだが、どうしたら良いか?」
という問い合わせが届きました。

「え!?」
「取らなかったのですか?本当に?」


「うん」

あれれれ、待てよ。
育児休業は法的強制ではなかった気がしますが、産前産後休暇は、労基法他で定められた強制的な休暇だった気がします。

ということで調べなおしました。
やはり
お休みしないとならないのです。

なぜこのような事態が起きてしまったのか。
一昔前では考えづらかったのですが、今や、テレワークによる在宅ワークが可能となったことが一因にあるように思えます。

そう、職種や社会環境のIT進化 により産前産後でも就労が可能となってしまったのかもしれません。出産前後で、自宅にいながらPCで業務を行う事ができてしまう社会になったということです。

私が思うに、法律は 技術革新や社会態様の変化に追従して出来上がっていくものであり、このように働ける環境下が浸透し始めると、「母体保護」という定義やその程度に対し将来において変化が生じるかもしれませんね。

そうなると、法が変わっていくことになるかもしれませんよね。
乳飲み子を育てながら片手はキーボード。

それが良いか悪いかは別として実現可能となってしまった相談事例でした。

書いた人
飯田 保夫

社会保険労務士飯田事務所 所長。1981 年埼玉県生まれ。信州大学経済学部卒業、埼玉大学大学院経営管理者養成コース修了。法人の社会保険・ 労務管理支援のほかに、補助金や助成金を活用した経営改善の専門家として、首都圏を範囲に活動。役職:一般社団法人 日本介護福祉支援機構 監事など