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会話の粋(いき)を考えてみる

2022/09/06

コミュニケーション

皆さんこんにちは。

先月まで受験勉強が続いており運動不足の負債を抱えており、只今絶賛負債解消に向けて運動している所長の飯田です。

ジョギングはもうかれこれ3年程度続けられている趣味となっています。

その効果なのか、久しく運動しなくても体重が一定ラインを超えて激増していくようなことがないみたいです。日頃の運動が、肥えていく際の防波堤のような資産を築いてくれています。

ただし、こ資産もいつまでもあるものと思っていると、あっという間に負債に変化してしまいます。
資産も負債も表裏一体ですね。

さて

試験勉強が続き、ひたすら “紙面に書かれた問い” とのコミュニケーションを続けてきた私ですが、実生活では、紙面に留まらず、やはり人間同士のコミュニケーションが生じます。

特に私のような業務では、「はじめまして」の方々を含めて、その場その場で、色々な引出しの(機知に富んだ)会話ができることが、コミュニケーションをより円滑にすると感じています。

ということで

久しぶりに参考書以外の書物に目を通しました。
『粋の構造』(著:九鬼周造 1930年)を読み返しました。

ずばり!
「粋(いき)」とは
運命に寄って「諦め」を得た「媚態」が「意気地」の自由に生きるのである!


これだけでは なんのことが分かりませんよね

会話がウィットに富みながら、
言いたいことをそのまま表出するのではなく、
少し角度の違う知的な表出の仕方をさせつつも会話の方向性を失うことなく、
相手を不快にせず話の着地を見せ、目的は果たしたものの
「またこの人の話が聞きたいな」と思わせるような会話 
ということでしょうかね。

こうした会話ができるようになるべく眼前にある紙面上の問いに対する解答要求に応えている私です。

今やテレワークが常識となりつつある中では、
ウィットに富んだコミュニケーションは、生産性と真逆の方向性と思われがちかもしれません。

しかし、
自身で事業経営を続けてきた所感を乗せて言いますと、こうした余剰を排除してしまいますと人間は長い目では生産的になれないのではないかと思っています。

いや、私がそうです。

「あの先生の会話は粋(いき)だねぇ」
と、私が立ち去った後に 言っていただけることを目指してみましょうかね。

書いた人
飯田 保夫

社会保険労務士飯田事務所 所長。1981 年埼玉県生まれ。信州大学経済学部卒業、埼玉大学大学院経営管理者養成コース修了。法人の社会保険・ 労務管理支援のほかに、補助金や助成金を活用した経営改善の専門家として、首都圏を範囲に活動。役職:一般社団法人 日本介護福祉支援機構 監事など