もの補助申請に先立ち、製造業の会社様の『経営力向上計画』を1月に申請しておいたのですが、無事に認定をいただきました。

 
何度かヒアリングをさせていただき、実際に製造ラインにもお邪魔し、普段の様子を見ながら、この先歩んでいただきたい方向を、事業主様とともに計画書に記してみました。

印象的だったのが「鉄が教えてくれる、語り掛けてくる」という会社の方の言葉。

職業魂を感じたのとともに、こうした熟練工が高齢による退職が迫り、鉄の想いを、皆が聴きとれるようにならないとな、という思いがしました。

約40年前の高度成長期に刷新された設備も老朽化してきております。

単に設備を取り換えるということに落ち着くのでなく、適職配置（職務アサイン）や生産フローを再構築する良い機会だと思います。労務士とは、事務手続き的な人事管理だけでなく、こうした攻めの人員配置も設計できる職業だと思います。

 
※『経営力向上計画』の制度主旨やそのメリットにつきましては、経済産業省のホームページをご参照下さい。