
11月27日&28日
埼玉県北部の介護事業様(サービス付き高齢者向け住宅)で
ハラスメント×アロマテラピーの社内研修企画を提供致しました。


| 2部構成 1日目:介護事業者におけるハラスメントについて(社労士飯田事務所) 2日目:アロマテラピーの講座 (ビターオレンジ 坂田 幸乃 様) |
2日目はご利用者様も一緒に受講されました。
最後は8種類の中から好きな香りをブレンドした、オリジナル・アロマボトルを制作!
今回の研修のきっかけ
・令和7年度の臨時補助金「介護人材確保・職場環境改善等事業」として実施しました
・本年5月下旬から数度に渉り企画を打合せ、11月下旬に実施に至りました
文字通り「介護人材」を「確保」しながらも「職場環境」を「改善」する為
にはということを考え企画を練りに練りました。
ここの所、福祉系従業員による利用者への暴力事件が報道で取り上げられており、
従業員や施設側の責任に焦点が当てられがちですが、
“そうした行動を呼び起こしてしまった原因がどこにあったのか”
その一つがハラスメントではないのか、という観点に立ち研修を企画構成致しました。
・従来の職場におけるストレスやハラスメントの話題も取り上げつつ
・経営者も従業員も相当気を遣っているのはお互い様であること
・互いに言葉に発しないからこその誤解やすれ違いが生じることがある
・勝手に想像して悲観的なストーリーを作り上げ、被害を妄想してしまうことがある
・仕事量が多く心の余裕が持てず、一つ一つの言葉が乱暴に発せられてしまう
・あるいは心の余裕が持てず、そうした言葉に敏感に過剰に反応してしまう
これらのようなところから、受け手が「ハラスメント」と感じてしまうこともある
⇒だからこそ、
適切なタイミングで、互いの考えや意図を話し合わないとならないよねと。
その距離感をどういう契機を利用して歩み寄るべきか。

研修を終えた後に事業主様から寄せられたコメント
「日頃の従業員様の違った様子を見ることができました」
「国からいただく補助金の有効な使い方として、単にばら撒いて一過的に喜んで終えるのではなく、それこそ政策目的に則して、このように社内研修を企画することがとても有意義だったと思います」
「自閉的なご利用者様が、食い入るようにアロマテラピーの資料を眺め、学ぼうとされていた様子に感動を覚えました」
経営者と従業員も
施設従事者とそのご利用者も
このような所から、信頼関係が築かれるきっかけとなり、
ハラスメントが低減していくことになるものだと思われます。
直近の事件について
ご利用者様に危害を加えるという悲観的なニュースが連日報道されました。
果たして、そうした事件の真相や原因は、加害者側だけの問題に留まるものなのでしょうか。
恐らくそうではないと思えてなりません。
もしかしたら
認知症を患った病理特性として利用者様からのハラスメントもあったのかもしれません。
それが病理を原因とするものだとしても、“終わりのない向き合い”と思ってしまうと、
勤務している側の心中も察するところです。
「仕事だから」と言って割り切れるものでもありません。
”実になる研修”をどうやって創るか
飯田事務所では単に表面的な社員教育だけではなく
従業員心理・顧客心理・現代社会世相なども捉え、
“信頼感をどうやって作るか”を軸に社内研修を企画しております。
持論としまして
・一方的な座学のみでは真の刺激的な教えとしては不十分
・物事を単に暗記しただけでは実践行動に移す場面や状況が想定しづらい
このように考えておりまして
・内心が大きく動くきっかけ(それが「感じて動く」≒「感動」ではないか)
となる外的刺激とは何か?
・学びの中に楽しみの要素を採り入れ、主体的に学び、時の経過が流れるように過ぎていくにはどのような進行や演出を行うか
このようなコンセプトの下で講座を企画しております。

助成金や補助金の有効的な利用
価値ある使い道とは何か。
補助や助成制度の在り方として、短期間における計数的効果が要件となっているものが多く、結果、無駄なモノを買い入れて終わり、申請代行のコンサルタントが儲けて終わり、というような問題も散見されます。
“真の投資”とはそれが成果を現わすまでに時間を要すものであり、
僕が思うに、こと、人に対する投資は猶更であると思うのです。
飯田事務所では、認定経営革新等支援機関として、社会保険労務士の領域から連想される業務イメージを超え、各事業者様のご要望に合わせた人材育成や職場研修を企画いたします。
企画提案に乗っていただいた代表者様、従業員の皆様、アロマテラピーの坂田先生、企画段取りから当日のきめ細かなサポートを担った竹澤さん、皆様ありがとうございました。